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八角の台湾旅行記

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2011年 10月 23日

青木ヶ原の樹海を歩く

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大雨の土曜日、「富士山麓青木ヶ原の樹海ウォーク」を楽しんできた。


木や葉っぱが朽ちて土となる速さは1年間で1ミリだそうだ。
ここは土が極端に少ない、溶岩の地面なのだ。
木は地中に深く根を張れないので、横根が木を支える。
生き延びるために、光を求めて高く枝を伸ばす。
下草は育たない、一種独特な風景だ。

地面は苔に覆われ平らに見えるが、実は溶岩の穴ぼこだらけ。
勝手に森に入れば、その穴に落ちて大怪我をしてしまうという。

青木ヶ原の樹海を歩く_a0129636_13304366.jpg


樹海の中では磁石が使えない。
針がくるくると回転してしまう。
携帯電話の電波も届かない。


いよいよ火山洞窟に下りる。
各自ヘルメットの紐を締め、ヘッドランプを点灯し、軍手をはめる。
まず洞窟の入り口まで5メートルほど降りた。
次にはしごで地底に降り、さらに奥へと行く。
青木ヶ原の樹海を歩く_a0129636_13434539.jpg


ごつごつした溶岩の塊は表面が鋭く刃物のようだ。
岩をしっかり掴みながらそろそろと降りる。
漆黒の闇、ヘッドランプの灯りを頼りに進む。
やがて地面が凍っている場所まで来た。
つるつるのアイスバーンなのでとても滑る。
腰を落として横ばいで行く。

手を岩から離してはいけないと、何回もガイドの注意が飛ぶ。
転んだら怪我をする、緊張した。
暗闇の奥にアイスパレスという氷の部屋があり、氷筍が見えた。
冷気が霧のように漂い、体中にまとわりつき寒い。
青木ヶ原の樹海を歩く_a0129636_13532765.jpg



やっと地上に出られてほっとした。
洞窟の中は0度、外の暖かさと木々の緑が心にしみた。
青木ヶ原の樹海を歩く_a0129636_13454742.jpg


更に森の中を進んでいく。
明るく清々しい森は、ブナとミズナラの原生林だ。
空気が澄み切っている。
木々から爽やかな香りが漂う。
身も心も開放され、幸せな気分に包まれた。

エコツアーのガイド「福田」さんの説明は耳に心地よい。
富士山についての深い知識と自然への畏敬、
そしてこよなくこの地を愛していることを感じだ。

青木ヶ原の樹海を歩く_a0129636_13202476.jpg


by bajiao1313 | 2011-10-23 14:20 | 国内旅行 | Comments(2)
Commented by 若璋 at 2011-10-23 23:59 x
我也想去 下次帶我去玩好嗎?
Commented by bajiao at 2011-10-24 07:01 x
当然可以一起玩儿吧!


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