2013年 03月 07日
館林郊外、広々とした自然の中に突然現れた美術館。 正面に丸い丘があり、跳躍する兎が迎えてくれた。 右手は池、風に波立ち、きらきらしていた。 一歩中に入れば、館内は乾いた暖かい空気に満ち、 なにやら刺激的な香りが微かに漂っていた。 「石の鼓動」 森 亮太の彫刻展を見た。 石の持つイメージは「硬さ、重量、圧迫感、冷たさ」があると思うが、 そのような固定観念が覆る作品群だった。 石は柔らかくくねり、どこまでも滑らかな質感と軽やかさで存在していた。 明るさ、朗らかさが放出され、暖かいパワーが伝わってくる。 思わず頬を摺り寄せ、手を差し伸べたくなった。 硬い石をこのように変化させてしまう力は、途方ものないものだろう。 作品が生み出されるまでのプロセスを知りたくなった。 作品の中に風の名のついたものが数点あった。 「南風」「東風」「風の扉」そして「波」。 これらの作品が石の中でも特に硬い御影石を材料にしていることに驚く。 41歳の若さで急逝した彫刻家 森 亮太、没後20年の回顧展はすばらしかった。 美術館の廊下に無数の化石があるのを発見した。 一つ一つ数えるようにして見て歩いた。 帰り際、館内のレストランで食事をした。 野菜のカレーとハッシュドビーフ。
by bajiao1313
| 2013-03-07 05:47
| 群馬
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なつかしい国、 大好きな台湾の紹介と、日々心に響いたことを綴っています。夢は台湾一周一人旅。実現に向けて中国語を少しづつ学んでいます。日本人です。 by bajiao1313 カレンダー
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