2009年 09月 07日
あちらこちらに旅をしているが、九州はいつも上空を素通り。 今回長年の夢がかない、鹿児島へ行ってきた。 鹿児島に移住してそろそろ10年になる友人夫婦が案内してくれた。 かつての仕事仲間で、苦労も喜びも共有してきた旧友たち。 久しぶりに再会し、若いころの気分に戻っておしゃべりが弾んだ。 車でさっそく霧島へ連れて行ってくれた。 途中、昔の風情を残した駅舎で一休みする。 まるで待合室のベンチに“風の又三郎”がひっそりと座っているような、 田舎の小さい鉄道駅。 山に登る途中、大きな滝を見た。“丸尾の滝”という。 垂直に切り立った岩から、豊かな水が落ちている。 周りはしっとりと霧に濡れ、爽やかな空気が満ちている。 霧島にある“神話の森公園”の山頂からの眺めは雄大だ。 深い森の緑の間に、道がくねくねと続き、人家が点在する。 眼下に扇状に開いた錦江湾が見える。 青々とした海が広がっているが、空は霞んで桜島は靄の中だ。 後ろを振り返れば、神話の世界を髣髴とする山々の重なりが眺められる。 高千穂の峰は天孫降臨の地、神秘さと奥深さを感じさせる威容だ。 観光客は少なくて静かな山の上、トンボが飛び回っている。 少しひんやりした秋の風が心地よい。 鹿児島は、海と山に囲まれた風光明媚な土地のようだ。 肥沃な土地のせいか、食べ物の味がよく、旨みが濃い。 豚肉、牛肉、新鮮な魚、野菜も豊富、オクラや白茄子、トマト,キュウリ,へちまなど。 ドラゴンフルーツはかごに山積みで売られ、マンゴーは絶品のおいしさだった。 木々や花々の豊かで美しいこと。蝶の種類も多様で目を楽しませてくれた。 温泉が豊富で、どのお湯も独特の効用がある。 霧島は白濁した硫黄湯。ぬるい湯は気持ちがよく、いつまでも入っていたくなる。 指宿は透明でピリッとする塩湯。体中の細胞がぴちぴちはじけて、再生するようだ。 しかし火山灰の被害は結構大変で、灰は洗濯物や車につくし、目にも入ってちくちくした。 景色に感激し、温泉に身も心も癒され、友情にたくさんの元気をもらった。 鹿児島もまた、私の好きな南国だ。
by bajiao1313
| 2009-09-07 13:35
| 国内旅行
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なつかしい国、 大好きな台湾の紹介と、日々心に響いたことを綴っています。夢は台湾一周一人旅。実現に向けて中国語を少しづつ学んでいます。日本人です。 by bajiao1313 カレンダー
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