八角の台湾旅行記

bajiaoyue.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:イタリア旅行( 38 )

最終日はバチカン博物館へ

a0129636_1623734.jpg


イタリア滞在はたったの10日間だったが、
その何倍もの時間を過ごしたように感じる。
旅先で過ごす時間の豊かさ、楽しさ。
そして緊張感と開放感。
a0129636_16263831.jpg


妹と一緒に行ったはじめてのヨーロッパ。
二人で協力して幾多の困難を乗り越えた。
苦しさも、楽しさも2倍。
a0129636_1630579.jpg

似ているようで、まったく違うところもあるわたしたち。
頼ったり、頼られたり、怒ったり、怒られたり。

姉、妹とはいっても一歳違いの年子。
双子のような、友達のような、心から信頼できる存在。
a0129636_1624545.jpg

タイプが違うから、それぞれの持ち味を生かせる、
なかなかいいコンビだと思う。

すばらしい体験をありがとう。
また行きましょう!!

a0129636_16325177.jpg

by bajiao1313 | 2014-06-23 16:34 | イタリア旅行 | Comments(1)

ケーブルカーでオルヴィエート駅まで一気に降りる

a0129636_1134072.jpg

a0129636_9441744.jpg


夕方になり大分寒くなってきた。
長袖フリースの下に薄手のウインドブレーカーを着込み、
首にしっかりスカーフを巻いた。
ジャンバーのジッパーを首まで上げて風を防いだ。

ところが妹はそれほどの気温の変化を予想しなかったようで、
薄手のコートだけではとても寒い様子だった。
わたしの薄手のウインドブレーカーを貸した。
山登り用のもので、手のひらサイズに小さく畳める。
しかし着込むと、風をシャットアウトしてすごく暖かい。

それでも冷気がどんどん押し寄せる。
急いで下まで降りることにした。

a0129636_9485086.jpg

ケーブルカーの駅。
余分なものが一切なく、実にすっきりしている。
こういう洗練された空間はイタリアならではのもの。
a0129636_9492454.jpg


駅に着いたのですぐダイヤを調べた。
予定より一本早くローマに戻りたかったが、列車はなかった。

城壁の上と比べると寒さはずいぶん和らいだが、外にいると体が冷えてしまう。
40分ほどの待ち時間を、駅前のカフェに入って過ごした。
a0129636_11173218.jpg


カフェにはテーブルが3つほどあった。
周りは菓子やサンドイッチ、惣菜なども置いてある。
立ち飲み用の小さいカウンターもある。
中年の有能そうな女性が一人で切り盛りしている。

地元のおじいさんが一人でふらりと入ってきた。
常連たちが数人いるテーブルに歩み寄り、挨拶を交わしてから、
小さいグラスに白ワインを注いでもらい、テーブルに腰を落ち着けた。

新聞を読みながら、ゆっくりとワインをすすり、
やがて仲間に挨拶をして出て行った。
「チャオ!マルコ、またな」

夕方のひと時、仲間の顔を見てちょっと冗談を言って笑いあい、
ワインをグラス一杯飲んで帰る。
きっと毎日そうやって夕方を過ごしているんだろう。
日常を感じさせる一こまだった。

「トイレを貸してください」と頼むと、小さい鍵を渡してくれた。
店を出てちょっと歩いた場所に鍵付きのトイレがあった。
チップを渡し、「ありがとう!」とお礼を言って店を出た。

さあ、ホームに移動しよう。
列車がもうすぐやってくる。
a0129636_11103684.jpg

by bajiao1313 | 2014-06-20 11:21 | イタリア旅行 | Comments(0)

さようなら、オルヴィエート

a0129636_16235925.jpg

夕方になって陽が翳り、急に肌寒くなってきた。
そろそろ帰らなければならないのだが、
この町への愛着が強く、離れがたい。

路地裏へ路地裏へと足が進んでしまう。
a0129636_16322469.jpg


「ああ、ミュゼット!わたしたちの年代にはなつかしい車」
オルヴィエートの細い路地で活躍するのだろう。
a0129636_1555313.jpg


a0129636_16282161.jpg

a0129636_1613295.jpg


大きく回り道をしながらケーブルカーの駅まで向かった。
a0129636_16142647.jpg


路地の奥まった場所に小さい教会があった。
クリーム色の外壁がやさしい雰囲気をかもし出している。
入り口が少し開いている。
おそるおそる、中をのぞいてみた。
誰もいない…
教会の中は静まり返り、蠟燭の光が揺らめいていた。

外壁は柔らかいクリーム色であったが、
中は澄み切った空色に塗られていた。
その色の対比にびっくりさせられた。

地元の方々の大切な信仰の場。
失礼にならないように気をつけながら、そおっと中を巡った。

中央祭壇の左側に、見事に美しいマリア様のお像があった。
等身大と言ってよいほどの大きさだったように思う。

そのお顔は美しさのきわみであったが、深い悲しみにあふれ、
なんと、胸には何本もの槍が左右から刺さり、血が流れていた。
どれほどの苦しみがわが子を失った母親に襲いかかってくるのだろうか。
慄然とする想いで、しばらく立ち尽くした。

蠟燭を一本お供えし、手を合わせて教会を去った。
a0129636_1616621.jpg

by bajiao1313 | 2014-06-18 16:37 | イタリア旅行 | Comments(0)

オルヴィエートでの昼食

a0129636_11292631.jpg


昼食をとる店を探し始めたが、それはすぐ見つかった。
メインの通りから一本横道に入った静かな場所、
こじんまりとした、感じのいい店があった。
a0129636_11322778.jpg


店の前にあるメニューを仔細に読み、何を食べるかを決めた。
a0129636_11331723.jpg
a0129636_11341813.jpg


すっきりとした店内、
厨房では女性のシェフがてきぱきと動き回っていた。
a0129636_1130261.jpg


ウエイターが、親身になって料理の案内をしてくれた。
一皿を二人でシェアしたいという要望にも気持ちよく応えてくれた。
a0129636_1138165.jpg


クロスチーニの皿がまず来た。
a0129636_11552770.jpg
a0129636_11414923.jpg

フランスパンの薄切りの上に、トマト、チキンのパテ、アーティチョークのパテ、
豚の脂身、そしてオルヴィエートの名産トリュフの小片があった。
a0129636_1145398.jpg

初めて食べたトリュフはふわっとした不思議な香りが鼻に抜けた。
異国情緒あふれる刺激的な食べ物だった。

次に豆料理、ファジオリ。
豚足の細切れと白いんげん豆のトマトソースに込み。
a0129636_120378.jpg

柔らかくやさしい味の豆料理はとてもおいしかった。
おなかに自然に収まった。
一人前の料理を一皿ずつ盛り付けてくれた。

チーズの盛り合わせ。
このチーズはあまりのおいしさに、
口に入れた途端、目じりから涙がにじんできた。
フレッシュなチーズのおいしさに、二人とも感激。
a0129636_11534711.jpg
a0129636_1157159.jpg


最後は薫り高いコーヒーで締めくくった。
a0129636_1212298.jpg


料理もサービスも良かったので、清算時チップを出すと、
レジの店主はウエイターの名前を呼んだ。

「君にチップだ」と、小銭を渡した。
ウエイターは深く腰をかがめてにっこりした。
「どうぞ、写真でこの店を宣伝してください」と言った。

a0129636_1265320.jpg

残念ながら店の名前は分からないが、
街の中心にあるコムナーレ宮(現在は市庁舎)の裏、
大きな石造りのヴィヴァリア門を抜けたすぐ右手にある。
by bajiao1313 | 2014-06-14 12:17 | イタリア旅行 | Comments(4)

オルヴィエートの散策⑥

a0129636_9334686.jpg

朝9時にオルヴィエートの駅に到着し、
ケーブルカーで一気に旧市街地に登り、
夢見心地で街中を歩き回った。
a0129636_9233310.jpg
a0129636_9241816.jpg
a0129636_9245561.jpg
a0129636_9253581.jpg
a0129636_9261621.jpg
a0129636_9295989.jpg


どこを眺めても、美しく清潔で、秩序だっている。
古びた色の美しさは長い時間が作り出したもの。

a0129636_9221563.jpg

ゆっくりと歩き回るうちに、
心身ともにがんばってきた旅行の疲れが静かに溶けていった。
a0129636_9314161.jpg

by bajiao1313 | 2014-06-11 09:34 | イタリア旅行 | Comments(0)

オルヴィエートの散策⑤

a0129636_17514130.jpg


中世の町がそのまま現れたようなオルヴィエート。
細い路から路へと、さ迷い歩く楽しさ。
a0129636_1804277.jpg


静かな佇まいの家々。
a0129636_17564790.jpg

a0129636_175742100.jpg


可愛い表札を見つけた。
写真を撮っていると、中から奥さんが出てきた。
「撮らせてくださいね、これ、可愛いですね」と伝えると、
にっこりして、「にゃーにゃー」と猫の鳴き声を真似て立ち去った。
a0129636_17531536.jpg


細い路地を抜け、緩やかな坂道を上り詰めて広場に出た。
a0129636_1812593.jpg


目の前にすばらしい大聖堂の姿が見えた。
a0129636_1821910.jpg

a0129636_1831523.jpg

a0129636_1841538.jpg


ことばを失うほどの見事な建物だ。
ただし、高台に建っているため、強い風が吹きすさぶ。
非常に寒くて、ゆっくり眺める余裕がなかった。
路地に戻ると噓のように風が収まった。
a0129636_18176100.jpg

a0129636_18114199.jpg
a0129636_18141047.jpg

by bajiao1313 | 2014-06-10 18:18 | イタリア旅行 | Comments(5)

オルヴィエートの散策④

a0129636_957989.jpg

その老婦人はわたしたちの後ろから歩いてきて、
左の小道に入っていった。
静かな物腰で通り過ぎて行った。

目をあわすことも、ことばを交わすことも、微笑を受け取ることもできなかった。
a0129636_9595776.jpg


彼女の人生とわたしの人生とが交差したが、縁は生じなかった。
一瞬の出会いだったが、いまでも心に残る姿。

もし何かが起きて、知り合いになったとする。

「心がつながり親しくなって、お宅に招待される。
彼女の家は古びてはいるけれど住み心地がよさそう。
閑静なお庭を眺めながら、お茶をいただく…」

なんて、勝手な想像(妄想)が膨らんだ。
a0129636_9585119.jpg

by bajiao1313 | 2014-06-06 10:09 | イタリア旅行 | Comments(6)

オルヴィエートの散策③

a0129636_9113316.jpg


オルヴィエートはちょうど大海に浮かんだ大きな箱舟のような都市。
a0129636_9243940.jpg

地面から大きく離れて、天空に浮かび漂っている島のようだ。

a0129636_914321.jpg

a0129636_8541750.jpg

歩いて一周しても数時間で足りるほどの広さ。

a0129636_911791.jpg


a0129636_8572988.jpg


路の奥にはまた路が続く。
網目のように張り巡らされた小道を逍遥すれば、
時間が停止する心地になる。
a0129636_8515528.jpg


まっすぐに下ると城壁にぶつかり、街の外に出てしまう。
a0129636_9152572.jpg

a0129636_8563056.jpg
a0129636_973984.jpg


しばらく景色を楽しんだ後、
a0129636_9291533.jpg
a0129636_9285159.jpg


城壁沿いの道を登って再び街に入った。
a0129636_921527.jpg
a0129636_9193511.jpg

by bajiao1313 | 2014-06-06 09:31 | イタリア旅行 | Comments(3)

オルヴィエートの市街地を散策②

a0129636_11142831.jpg


オルヴィエートには全イタリア中屈指のドゥーモがある、
この町のシンボルであり、「ロマネスク・ゴチック建築の宝石」
と称されている建造物である。
そこを目指して歩いているのだが、
a0129636_11284445.jpg

道の両側に並ぶ店のどれもが個性的で、
立ち止まってしばし眺めてしまうため、
なかなかたどり着けない。
a0129636_1152589.jpg


a0129636_10583534.jpg


a0129636_1125647.jpg


a0129636_1174557.jpg

色使いといい、センスといい、
すばらしくて、店頭から離れられない。

a0129636_11131956.jpg


妹は数少ないイタリア語のボキャブラリーで、
マカロニ屋の店主と話をしていた。
けっこう話が弾んでいた。
a0129636_10594661.jpg

by bajiao1313 | 2014-06-05 11:29 | イタリア旅行 | Comments(2)

オルヴィエートの市街地を散策①

a0129636_849686.jpg


井戸を見たあと、旧市街地に向かった。
a0129636_844249.jpg


オルヴィエートは天空の街。
崖と城壁の上にある小さい都市。

a0129636_8451448.jpg


緩やかな坂を上って町の中心部に入る。
石畳の細い路が伸びている。
a0129636_8474967.jpg


店の一つ一つが味わい深い。

陶器店。
a0129636_851174.jpg


八百屋。
a0129636_8523999.jpg
a0129636_8534466.jpg


肉屋。
豚の丸焼き。
内臓を出して香草を詰めて焼いてある。
すごくおいしそうだ。
a0129636_955927.jpg

この看板には、おもわずうなった。
a0129636_856189.jpg


不動産屋。
どの家がいいかしらと、けっこう真剣に考えた。
a0129636_859366.jpg

わたしの気に入った家は、これ。
a0129636_922130.jpg


花屋の店先。
a0129636_858374.jpg


ソーセージの専門店。
a0129636_9233868.jpg


あちこちにある水飲み場。
a0129636_922792.jpg

a0129636_931372.jpg
a0129636_942767.jpg


趣のある路地に誘い込まれる。
a0129636_914127.jpg


教会の鐘の音が中空から降り注ぐ。
a0129636_911531.jpg

by bajiao1313 | 2014-06-03 09:24 | イタリア旅行 | Comments(6)